« 紅白出場歌手決定に思う | トップページ | 阪神ドラフト2位、一二三の身体能力って… »

『アンリアル UnReal』 読了

講談社BOX、北國浩二の作品。

例によって、ネタばれにならないように

感想を書かせていただきます。

頭に特殊な装置を付けて眠ると、

仮想現実の世界へ意識が転送されるという

近未来の体感ゲームを中心に据えた物語。

見て、触って、感じることの出来る仮想現実の世界は

確かに魅力的なものだ。

しかし、この世界には責任というものが存在しない。

故に、人間の本質的な部分、

特に狂気に属する感情が肥大してしまうように感じられる。

実際この作品でも、騎士団に配属されたユーザーたちは

何の意味もなく、人を騙し、略奪し、殺し、

あまつさえ、女性キャラクターをレイプしようとまでする。

この作品は、人間の心の「弱さ」が等身大に描かれており、

絶対正義のヒーローは存在しない。

ラストもすっきりとした終わり方ではなく、

その後の展開を読者に想像させる粋なものだ。
(読者によっては卑怯な手法と感じるかもしれない)

講談社BOXらしからぬ、重い展開は好印象。

典型的なラノベしか読まないという人間には

つまらないと感じる作品かもしれないが、

個人的には興味深く読ませてもらった。

現時点での評価は★×3。

ただ、もし続編が描かれた場合、

そのエンディング次第では、

駄作にも秀作にも化ける気がした。

ご愛読感謝♪

Unreal

|

« 紅白出場歌手決定に思う | トップページ | 阪神ドラフト2位、一二三の身体能力って… »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『アンリアル UnReal』 読了:

« 紅白出場歌手決定に思う | トップページ | 阪神ドラフト2位、一二三の身体能力って… »