『傾物語』 読了

この作者は凄い!

改めてそう思った。

作品の内容に少しでも触れてしまうと

即刻ネタばれになってしまう

今作のテーマだけに

ここでの詳細は避けるが

非常に上手く話をまとめていると感じた。

前作で語り部を変えるという

チャレンジを行った作者が

今作では、一見すると

世界観に合わないテーマを

上手く物語の中に融合させている。

シリーズの特徴である

キャラクター同士の掛け合い

言葉遊びについては

いつも通りなので

新しさを感じることは全くないが

安心して読める、そんな作品。

新キャラの登場、新たな伏線と

風呂敷を更に広げた点は気になるが

この作者ならきっと上手く

まとめてくれると信じている次第。

★×3.5

今回も無難に面白かったです。

ご愛読感謝♪

Kabuki

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『神戯-DEBUG PROGRAM-』 読了

第2回講談社BOX新人賞Powers受賞作。

第1回受賞作である

『コロージョンの夏』に比べれば

よく出来ている。

が、あくまで比べればの話。

前半から中二描写全開…

無意味なまでに散りばめられた

カタカナ用語には辟易させられる。

主に下巻メインのミステリー部分も

過去にどこかで見たであろう

名作のネタを色々と

使いまわしており

正直なところ陳腐なものだ。

登場人物についても一見すると

各キャラ、よく描かれている様に

感じられるかもしれないが

読み進めるほどに薄っぺらい。

これで上下巻、約1000ページを

読了するのは、かなりきつかった。

「読み始めたら最後まで!」

が信条なので、

一応最後まで読み進めたが

今回は本当に疲れた。

第1回、第2回と連続してこれでは

この賞の未来は

暗いのではなかろうか。

少なくともArtistaが

今後この賞の受賞作を

購入することは

よっぽどのことが起こらない限り

ないと断言する。

評価は、★×2

過去の名作ミステリーを読んだことが

ない人間には面白いのかもしれない。

純粋にラノベ好きの人間には

面白いのかもしれない。

が、Artistaには合わなかった。

最近、仕事の関係上

ラノベを多く読んでいるが、

基本的に合わないのかもしれない

…と思う今日この頃。

ラノベ好きの方、ごめんなさい。

そして、講談社担当の方…

エンターテイメントは

ホント楽じゃない…よね

Artistaも、業界人として

頑張らねばと改めて思った次第!

ご愛読感謝♪

Zdp110104

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『KAGEROU』購入

とりあえず買ってみました。

仕事が忙しいので読むのは

週末になりそうですが…

とにかく評価は読んでからです。

面白ければ誉めますし、

つまらなければ、柔らかく貶します。

あくまでいつも通り。

ポプラ社の編集者が絶賛したように

過去になかった新しい小説なのか。

それとも話題だけの駄作で終わるのか。

週末を楽しみにしたいと思います。

ご愛読感謝♪

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『アンリアル UnReal』 読了

講談社BOX、北國浩二の作品。

例によって、ネタばれにならないように

感想を書かせていただきます。

頭に特殊な装置を付けて眠ると、

仮想現実の世界へ意識が転送されるという

近未来の体感ゲームを中心に据えた物語。

見て、触って、感じることの出来る仮想現実の世界は

確かに魅力的なものだ。

しかし、この世界には責任というものが存在しない。

故に、人間の本質的な部分、

特に狂気に属する感情が肥大してしまうように感じられる。

実際この作品でも、騎士団に配属されたユーザーたちは

何の意味もなく、人を騙し、略奪し、殺し、

あまつさえ、女性キャラクターをレイプしようとまでする。

この作品は、人間の心の「弱さ」が等身大に描かれており、

絶対正義のヒーローは存在しない。

ラストもすっきりとした終わり方ではなく、

その後の展開を読者に想像させる粋なものだ。
(読者によっては卑怯な手法と感じるかもしれない)

講談社BOXらしからぬ、重い展開は好印象。

典型的なラノベしか読まないという人間には

つまらないと感じる作品かもしれないが、

個人的には興味深く読ませてもらった。

現時点での評価は★×3。

ただ、もし続編が描かれた場合、

そのエンディング次第では、

駄作にも秀作にも化ける気がした。

ご愛読感謝♪

Unreal

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『厭魅の如き憑くもの』 読了

ずっと読もう読もうと思いながらも

その厚さから後回しにしていた

三津田信三の刀城言耶シリーズ第一弾。

最近、ゆるい本ばかり読んでいたせいか、

重々しい雰囲気にかなりやられた…

どこぞの書評家が、

現代の横溝正史と例えていたが、

言いえて妙、仰る通りです。

戦後の昭和、閉鎖的な村、

民俗学を絡めたおどろおどろしい物語は

正に横溝的。

ただしArtistaは横溝信者なので、

もし横溝を超えたとかいう人がいたら

マジギレします(笑)

でも、最後の100、

いや50ページかな?の怒涛の展開は

間違いなく読者を魅了する…はず?

他の本と平行して読み進めていたわけだけど、

次作以降は作品に集中して読もうと思います。

実は、シリーズの既刊本は全て購入済み♪

複雑な人間関係に排他的世界観、

好きか嫌いか、

人により評価の分かれそうな作品ではありますが、

Artista的には、かなり好み。

★×4、良作でした。

ご愛読感謝♪

Mazimono

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『コロージョンの夏』 読了

第2回講談社BOX新人賞Powers受賞作。

実はこの本、自分で買ってません。

ゲームシナリオライター(無名ですが)をやっている

友人Aからもらったのです。

「読んでくれ、こんなに悲しいことはないから…」
  ↑
こんな言葉と共に、手渡しされたわけです。

で、読みました、読了です。

え~っと…

A君の言葉通りと言うと、

作者に申し訳なく思うのですが

色々ザンネンデスヨ

作中出てくる全ての要素が薄い…

キャラクターは皆どこかで見たことある感じだし、

物語も流行の要素を詰め込もうという

努力こそ感じるものの、

結果、それが空回りして

器用貧乏な作品になってしまっている。

少なくとも、弊社の企画会議に出てきたら、

間違いなく落選させます。

ただ娯楽系プランナーとして働く

Artistaの個人的見地から言わせてもらえば、

文章をまとめるのは上手そうなので、

1つ、尖った部分があれば、

大きく化ける可能性を感じました。

講談社の人もそこを見て、

新人賞受賞させたのかな?と思った次第。

というわけで、

作品評価は、★×1.5

「今後の成長に期待、
でも次も駄目だったら見捨てるで賞」

ご愛読感謝♪

Koronatu

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『動機未ダ不明 完全犯罪研究部』 読了

前作同様、非常にキャラが立っており、

会話も面白いです。

一気に最後まで読むことが出来たのは高評価。

青春小説としてみるならば

少し(いや、かなり?)精神病んだ

ミステリー好きの高校生たちの姿を

充分に描いていて合格点だと思います。

ただし、ミステリーとして見てしまうと・・・

採点不能・・・かもしれない

ゆるいっしょ、全てが・・・

総合評価としては、★×3

通勤・通学時間にサクッと読むのにお奨めです。

ご愛読感謝♪

Kannzenhannzai02

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『KAGEROU』、12月に発売

水嶋ヒロの処女作、『KAGEROU』。

発売予定が12月中旬であると、

本人のツイッターで発表されたようですね。

とりあえずArtistaは購入予定。

読み終わったら

ブログに感想を載せたいと思います。

ご愛読感謝♪

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『琅邪の鬼』読了

第44回メフィスト賞受賞作品。

秦の始皇帝時代の中国を舞台とした

歴史ミステリーなんですが、

こいつは面白い!!!

3日の22時に読み始め、

あまりの面白さに思わず最後まで…

気づいたら3時半(笑)

フフフ…今日も仕事なのに、

何やってるんだろうね、私は…

始皇帝の命を受けて

不老長寿の仙薬を求めた徐福。

儒家や墨家など春秋戦国時代を彩った

諸子百家の思想。

このあたりの歴史に詳しければ詳しいほど

物語の面白さは倍増します。

なにより、残虎を始めとする徐福門下生が

皆、魅力的です♪

やや淡白になる部分もありましたが、

全体に重厚で奥深い物語に大満足。

★×4.5♪

作者の丸山天寿さんは、

これがデビュー作で

次作は、続編 『琅邪の虎』 になるらしいので

楽しみに発売を待ちたいと思います。

ご愛読感謝♪

Rouya

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『完全犯罪研究部』 読了

汀こるもの、『完全犯罪研究部』を読みました。

続編である、

『動機未ダ不明 完全犯罪研究部』が

本屋で、ふと目に留まったので、

前作である、『完全犯罪研究部』と

2冊まとめて購入したわけなのですが、

さて、なんと言いましょう

うん、色々痛い…

不倫、レイプ、自殺、学校闇サイトなど、

様々な問題をテーマとして、

「完全犯罪研究部」の面々が果敢に立ち向かう…

いや、正しくは首を突っ込む話。

海外ミステリードラマの話が出てきたり、

完全犯罪について真剣に議論しちゃったり、

薬でもやってるのかい?君たちって

テンションで話が続き、

やることなすこと、いちいち子供っぽい。

作者も狙って、この展開にしてるんだろうけど

個人的には普通。

ミステリーという名を借りた青春小説って印象。

よって★×3

ただ、劇中で登場人物が言っていたセリフ、

『クリミナルマインドは最高』

これは、激しく同意。

Artistaは、海外ドラマでこれが一番好き。

観賞しながら、頭はフル回転。

1stシーズンから培った似非知識で、

似非プロファイリングを作成。

それが、登場人物の説明と同じだと

えも言われぬ快感です♪

これ、女友達に話したら変態扱いされた

悲しい過去があります…(泣)

話はそれましたが、

『完全犯罪研究部』

朝夕の通勤時間、

しかも1日でさくっと読めちゃったので、

ゆる~く、あんまり重くないミステリーが

読みたい人にはお奨めかもしれません。

少なくとも、読んで損はしないと思うけど。

ご愛読感謝♪

Kanzenhanzai

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